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開発インタビュー:リニアPCMレコーダー『DR-Xシリーズ』(豊野 泰士)

リニアPCMレコーダー『DR-05X』、『DR-07X』および『DR-40X』の開発に携わった豊野 泰士に開発当時の話を聞きました。

 

今回担当した機種に関して教えて下さい。

DR-05X、DR-07XおよびDR-40Xと3機種の機構開発として担当しました。
今回のDR-05X、DR-07XおよびDR-40Xは、従来の機種とは違ったイメージにしよという話があり、製品のデザイン担当者と綿密に打ち合わせを行いました。また、仕上がりに左右される工場の工程に関しては、言葉の違いなどにより少しの変更であっても担当者に正確に伝えるのは大変でした。
例えば、今回マイク部分の色を変更しているのですが、何度も担当者とやり取りをすることで納得のいくところまで仕上げました。
従来の製品をお持ちのお客様であれば製品を手にした時に、今までと雰囲気が違うなという印象を持って頂けると思います。
そのようなこと考えていると製品が出来上がるまでの期間ってワクワクしますよね。

 

具体的な変更点に関しては如何ですか。

マイク部分が新しくなっています。加えてUSBの接続部分を従来の機種よりも小さくしました。

 

今回の製品に対する拘りや想いという部分に関して伺わせて下さい。

今回、DR-05X、DR-07XおよびDR-40Xの3機種任されるにあたり、シリーズとしての統一感が欲しいという話がありました。製品として大きく変わったわけではありませんが、例えば、マイク部分のアクセントについて、できるだけ同じイメージを持てたらなどという部分です。

 

ユーザーに感じて貰いたい部分に関しては如何ですか?

まずバックライトLEDの明るさです。従来の機種のバックライトのベースがオレンジだったのに対し、白にすることで、視認性を向上させました。加えてRECORDボタンの印刷マークを150%大きくしています。これは録音時にRECORDボタンを押す際にボタンがどこにあるかわかりやすくすることで、ユーザーが直観的に操作する際の手助けになると思います。

 

開発者プロフィール

ティアック株式会社
音響機器事業部 開発統括部 開発1部 機構開発課
豊野泰士

開発担当者一覧

信太次郎、本田孝之、吉成大輔、安達茂之、阪口昇吾、豊野泰士

 

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