インタビュー・レビュー

Cyclamen × KLOTZ TITANIUMシリーズ インタビュー

2008年の結成以来、日本のみならず海外でも積極的に活動をするプログレッシブ・メタル/マスコアバンド『Cyclamen(シクラメン)』はライブ、レコーディングにおいてKLOTZのギターケーブルをご愛用いただいております。 感想をギタリストの勝乗さん、高尾さんにお伺いいたしました。

ティアック:お二人に使っていただいているKLOTZのギターケーブル「TITANIUMシリーズ」の率直な感想を聞かせてください。

勝乗 貴志さん(以下勝乗):今回お借りして、カナダの演奏と、日本でも去年の夏に使いました。カナダだと気温が-40℃ぐらいの場所で演奏したり、日本だと逆に40℃になったりと気温の差が激しかったのですが、それでも全く支障なく使えました。ギターのラッカー塗装がひび割れるような場所でも大丈夫で。ガリも今のところ一回も出たことがなくて、すごく丈夫なケーブルだと思っています。エフェクターは直列でたくさん繋ぐんですが、その時にコンプレッサーなんかで、色がついちゃうケーブルだと、かかってほしくない所が持ち上がっちゃったりするんですけど、KLOTZはフラットな音が出る印象なんで、いい感じに持ち上がってくれて、あとで調整しやすい感じです。

ティアック :使い方としては、ギターからエフェクターの間と、エフェクターからアンプの間の両方ですか?



勝乗:自分たちは、アンプを使わずにオーディオインターフェースに挿して、アンプシミュレーターからPAに信号が行くセッティングです。そのやり方だとアンプに接続するよりケーブルの特性がシビアに出ますが、あまり嫌な帯域が出ずギターのしっかり出したい音色も出るので、使いやすい印象です。

ティアック:今まで使ってきたケーブルと比べていかがですか。

勝乗: 今までは使っていたケーブルは最初こそ「あ~なんかいいな」みたいな印象だったんですけど、段々レコーディングで使う内に「そこじゃない」みたいなところが上がっちゃったりして。それに他のケーブルだと何回か使っているうちに壊れちゃうんです。というのも、自分たちはステージでは激しく動くので、ケーブルが抜けたりしてダメになっていくんですけど、KLOTZはそれに比べて頑丈ですね。



ティアック:KLOTZを使っているアーティストからも「頑丈だ」という評価をいただくことが多いので、他社のケーブルと比較しても差が出る部分だと思います。
Neutrik製のSilent Plugはいかがですか。

勝乗:最高です!

高尾 真之さん(以下高尾):ズボラな性格なんで、エイッ!ってひっこ抜いても大丈夫みたいな。

勝乗:ステージでギターを持ってはけるときとか、そのままプチッと抜いて行けるから安心ですね。あと個人的にKLOTZの質感が好きなんですね。ケーブルが絡まりにくいし、冬場も固くならないから、変な癖がつかなくてうれしい。

ティアック:取り回しに関してもご好評をいただいています。今まで使っていたケーブルから、今回KLOTZに変えたことで、お気づきの点などはございましたか。

高尾:自分は初めて使ったのが2018年8月のヨーロッパツアーからで、その時に感じたのが明らかに今まで使っていたケーブルに比べて、音の立体感というか、立ち上がりがすごく良くなって、太さが出てきました。そもそもの楽器や機材が持つポテンシャルを発揮できたという印象がすごくあります。それによって「良い音」「気持ちのいい音で弾ける」っていうのが、ライブでもすごくうれしくて、テンションも上がって、良い演奏ができました。あとは結構ステージで激しく動くので、ケーブルを踏んだりするんですけど、全く断線などもないので、本当に頑丈さも安心につながるんだなというのは感じました。



勝乗: 自分たちはイヤモニでモニタリングしていて、直でもう「パンッ!」と自分の音が入ってくるんですが、それがあまり立体感がない音だと本当に「シミュレーターの音」って感じでガリガリ、ペケペケみたいな感じになるんですが、ケーブルがしっかりしているとギター本来の音が出て気持ちいいっていうのがあります。

ティアック:メタルなど、歪む音が中心のジャンルは表現力がすごく重要だと思います。

勝乗: レコーディングではベースにもTITANIUMを使ったんですけど、ローエンドの良い所がしっかり出て気持ちいい感じがしました。

ティアック:今はライブでもレコーディングでもTITANIUMを使っていただいているということでしょうか。

高尾:そうですね、両方に使っています。

勝乗:レコーディングとライブは別の機材を使っているのですが、ケーブルは同じで全然問題ないって感じです。TITANIUMは、とにかく音の解像度が高く、広いレンジで音が出る印象で、特にローエンドが特徴的です。クリーンでコードを弾いた時には、ギター本体から鳴る低音をしっかりと鳴らしてくれて空気感を伝えてくれるし、ハイゲインにしたときには音の迫力がまるで違います。これは一番違いが出たところで、広いレンジ感でゲインが乗って、特徴のローエンドがハイゲインサウンドの圧をガッツリあげてくれてかなり気持ちの良いサウンドになりました。

ティアック:最初の質問に戻りますが、高尾さんはKLOTZ TITANIUMケーブルを使ってみていかがでしたか?

勝乗:初めて使った時の印象が今まで使ってきたものとまるで違ったんです。だから本当に改めてケーブルの重要性というか音の変化の大切さに気づきました。正直今までケーブルには余りこだわったことがなかったので、これを機に結構沼にはまりそうです(笑)。特に自分たちがよくライブをやっているセットはメタルみたいな、ラウドなものだけではなくて、優しい音色もすごく多いんです。そういう音楽にこそ、真価を発揮するというか、楽器や機材のポテンシャルだったり、自分の表現力を付加してくれる、そういう印象がすごくありました。また微妙なタッチの差による、音を拾ってくれました。

ティアック:KLOTZケーブルに変えて音作りがしやすくなったという評価を他のアーティストからもいただいていますが、お二人にとってはいかがでしょうか。

高尾:やっぱりありますね。KLOTZのケーブルを使うことで、音の土台がしっかりと強くなった分、どんな突飛な方向性のサウンドでもいいものにしてくれると思います。



ティアック:今まで使っていたケーブルで音作りしたものを、KLOTZケーブルに変えてから変更されましたか?

勝乗:最初にKLOTZを使ったのが一番最近のアルバムのレコーディングの時からで、その時は一から音を作り直しました。その後はメタルセットの音も新しく作りかえたので、KLOTZと共に音を作り始めたって感じです。

高尾:個人的には家とかで、全くバンドには関係ないような練習で、アンプを使うんですけど、そういう時にKLOTZに変えてからは、今までは例えばハイが「ちょっと耳に痛いから削ろう」という感じになってたのが、わざとらしく鳴らなくなって耳に痛くなくなったという印象があります。結構冒険したのかな、大胆なセッティングだったりとか・・・。

ティアック:KLOTZを使っている音源は最新のアルバムですね。

高尾:そうです。

ティアック:では最後にこれからケーブルを変えてみることのメリットや感想、メッセージなどがあればいただけないでしょうか。ギタリストは直接音が変わるものを最初に手を付けるじゃないですか、エフェクター、歪み、ディレイやアンプなど。ケーブルはおそらくその次ですよね。でも実はケーブルが一番重要だと考えております。そうした観点からメッセージをいただければと思います。

高尾:僕は音作りに手こずることがあったら、まずケーブルを変えてみたらいいんじゃないかって思います。解像度も上がりますし、エフェクターももっと楽しめると思うんで。パッチケーブルも100円台の安いものから、しっかりしたケーブルに換えるだけで、エフェクトのかかり具合もよくなるのがあるのでおすすめです。あと丈夫なので買い変えなくて済むんで(笑)。日本だとツアー中に何かあっても、すぐに買えるんですけど、海外はそうはいかないですから。昨年イギリスツアー中に、自分たちの一番大事なエフェクト類が入っていたスーツケースが間違って他の国に行っちゃって、僕のペダルも半分ぐらいその中に入ってて。その時はサブのインターフェースをボーカルが持ってたのと、僕のエフェクターを他のメンバーの荷物に分けて入れてたので、なんとかライブがやれました。でもイヤモニもワイヤレスじゃなくて、有線でやったんですけど、それもステレオの延長ケーブルすら買えなくて、どこ行っても。だからツアー中に機材やケーブルが壊れるのはつらくて、労力も必要になってくるんで、頑丈っていうのはとてもうれしいです。



高尾:勝乗のほうが機材類が多くて、音色が変わるのに比べて、自分は2、3個ぐらいしかないので、例えば音のツヤだったり、張りの部分が弾いてるときに一番気になるところで。ですので、もちろん元のギターの音色も大事だと思うんですけど、その前にギターや機材の潜在能力を発揮できるケーブルがしっかりしたものじゃないと、そもそもどれだけギターや、エフェクターが良くても、発揮しきれないと思います。
だからケーブルも乗り換えることによって演奏をするときの気持ち、テンションをあげたりとか、ケーブルを変えることによって「俺の楽器ってこんなにいい音してたんだ」みたいな、そういう発見とか喜びとかがすごくあって、より一層、ギターや、機材に愛が深まるみたいなのがありますね。
自分のギターはそれなりにいいものを使わせていただいてて、当然今までも「あーいい音だなー」って思って弾いていたんですけど、KLOTZを使ったら「え!?まじでお前こんなにいい音してたの!」みたいな。本当に一人でテンションがあがったんで、それがめちゃくちゃうれしくて(笑)。ケーブルを変えるメリットとしてはそういったところに気づけるようになることが一番かなと思います。

ティアック:今日はどうもありがとうございました。

プロフィール

勝乗 貴志 さん(ギター)

1992年生まれ。日本発祥著名なメタルコアバンドでサポートギタリストとして界隈の様々なライブ企画に参加。2012年にCyclamenの正式メンバーとして加入。

Twitter : @katsusilent
Instagram : @katsu9254

 

高尾 真之 さん(ギター)

1993年生まれ。Cyclamenにサポートメンバーとして参加し、2015年に正式メンバーとして加入。

Twitter : @0wd32635123232w
Instagram : @takaomasayuki

 

Cyclamen (シクラメン)

2008年に結成されたイギリス発祥のプログレッシブ・メタル/マスコアバンド。
海外アーティストの招聘を積極的に行っており、現在では日本を中心に活動。イギリス初期時代からヨーロッパで複数のメタルフェスなどに出演を果たし、近年では北米、東南アジアやヨーロッパを凱旋。昨年1月にリリースしたEP『AMIDA』では、激しいリフを抑えたメロディックで感傷的な楽曲を打ち出し、二面性を感じ取れる独創的な音楽スタイルへのアプローチを新たに投入。

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