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Bitoku × KLOTZ TITANIUMシリーズ インタビュー

近年国産メタルコアシーンを代表するSailing Before The Windのオリジナルメンバーでベース担当のBitokuさんにご愛用頂いているKLOTZケーブルの使用感想をお伺いいたしました。

ティアック: ギターなどの楽器、マイクのケーブルについて現在ご使用を頂いている状況について教えてください。

Bitokuさん (以下 Bitoku) : ライブでは、ベース ~ エフェクター間はワイヤレスなので、エフェクターとベースアンプ間に使用しています。
レコーディングでは、楽器 ~ DI ~ インターフェース間、もしくは楽器 ~ エフェクター ~ インターフェース間で使用しています。
ボーカル録りの際は、マイク ~ マイクプリ間での使用です。

ティアック: ギターやベースなどのケーブルを選ぶポイントや、求めるものはなんでしょうか?

Bitoku: 個人としては年間約120本/月10本以上ライブをすることがあるので、強度は大きなポイントです。激しいステージングを行う都合、時には接触で破損することもあります。したがって消耗品として位置付けていますが、頑丈であるにこしたことはないです。

Bitoku: また自分のバンドでは、ギター・ベース共にマイキング無しのラインアウトのみで音作りを完結させているため、音質も強度と同じくらいポイントです。“ない帯域を後から出す"というのは難しいですから、音は広いレンジでPAにパスしたいと思っています。
ケーブル自体はなるべくフラットで、余分な色付けがないものが好ましいです。PAに送るまでの音色の追い込みは、楽器本体やケーブルではなく、プレイとエフェクターで行うスタンスでいます。

ティアック: マイクケーブルをお選びいただくにあたってこだわるポイントなどあれば教えてください。

Bitoku: 音の出し手(ボーカル、楽器)に対して脚色せず、そのままキャプチャーできるものが良いです。良い意味での味付けは、マイクプリやエフェクターで行いたいので、マイクケーブルはロス無く音を伝達してくれることを重要視しています。

ティアック: KLOTZケーブルの使用感について教えてください。今まで使ってきたケーブルとの違いなどがあればお願いいたします。ギター、マイクケーブルともにお願いできれば幸いです。

TITANIUMシリーズ 楽器用ケーブル

Bitoku: ギター、ベース共に明らかに解像度が1段階上がった音像になります。
まずギターについて、ハイゲインでブリッジミュートをした時の低域の力強さには、驚きました。KLOTZがそこの帯域をブーストしているというよりは、弾き手のニュアンスが正確に出る結果、そうなっているのが良いです。
特にメタルコア周辺のジャンルではそこのパンチ感は必須ですし、右手のピッキングが忠実に出ることで、弾き心地的な面でもプラスになります。
クリーントーンではよりレンジの広さが光りますね。ケーブルによっては、高域がよく聞こえる=実は低域が失われているだけ、のパターンがありますが、KLOTZケーブルはバランスが良いです。
元々使っていたケーブルと比べると、高域がクリアになり、かといってロー感が失われているわけでもありません。やはり"解像度"と表現するのがしっくりきます。

Bitoku: ベースはギターに比べると、少し変化の具合が分かりづらいですが、 ハイポジションで高音程を弾いたときに差が分かりやすいですね。曇った感じがなく、高域の天井が高い音像になります。
一方、今まで使用してきた他のケーブルは、レンジが狭まる結果ミドルやローに色がついている風に聞こえていたのかな、と感じます。
自分が使用しているIbanezのBTBは、癖のない出音でジャンルを選ばないのが強みです。KLOTZを使用することで、このベース本体のレンジ感・強みをそのまま伝達出来るようになりました。
マイクケーブルに関しても、楽器用ケーブルと同様に解像度が上がる印象を受けました。
ギターは基本生音でのライン録りしか行わないのですが、デジタルアンプでも恩恵を感じます。KLOTZは気持ち良く弾けてプレイヤーのテンションも上がる分、自ずとテイクの質が上がるのも良いですね。

TITANIUMシリーズ マイクロホンケーブル

ティアック: 今日はどうもありがとうございました。

プロフィール

Bitokuさん

Sailing Before The Windのベーシスト/コンポーザー/エンジニア。
サポートミュージシャンとしての活動も行っており、過去にはCrystal Lakeのツアーベーシストとして、国内だけでなく海外ツアーを10ヵ国経験。
それ以前にはHer Name In Bloodのツアーギタリストを務めるなど、マルチプレイヤーとしても知られる。
現在は自身のバンドに加えレコーディング、プロデュース、アレンジなどで幅広く活動中。

Twitter : @bit0ku_1411
Instagram : @Bitoku_SBTW

 

Sailing Before The Wind

2011年結成、東京のメロディアスメタルコアバンド。
これまでに6枚の音源をリリース、ライブ活動も精力的に行い、SCREAM OUT FEST 2015やTRUE NORTH FESTIVAL 2017といった国内大型フェスに出演。
2019年3月、3年振りの新作「Revised Standards」をリリース。同年6月には最新作「Revised Standards Ⅱ」をリリース。同月、ISOTOPES(AUS)をゲストに迎えヘッドライナーとして全国7都市7公演ツアー。

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