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マルチチャンネル・プロジェクションと音の融合が織りなす体験型デジタルアートギャラリー導入事例。

オーストラリア、メルボルン - Grande Experiences (グランデ・エクスペリエンシーズ) 社によるゴッホをテーマにしたデジタルアートギャラリーがMelbourne Convention and Exhibition Centre (MCEC) の多目的スペース「THE LUME Melbourne」にて2021年11月より開催されています。

プロジェクションマッピングで演出された広大な空間に足を踏み入れると、その圧倒的な美しさに息をのみます。「ヴァン・ゴッホ・エクスペリエンス」は、90~120分ほどで回覧でき、上品でありながらも記念碑的な作品の中で、悩める天才の人生と技術の物語に包み込まれる、体験型デジタルアートギャラリーとなっています。

Grande Experiences社は、より多くの人々に芸術と文化に親しんでもらうことを目標としており、レオナルド・ダ・ヴィンチやゴッホの芸術を紹介するプロジェクションショーを各地で行っています。
ツアープロダクション・マネージャーとして、オーディオと照明システムを備えたマルチチャンネル・プロジェクションを担当した、制作技術責任者Craig・Smith (クレイグ・スミス)氏は、「私たちのツアーパラダイムは、組み立て方式とスケーラビリティの観点から設計にアプローチすることです」と語ります。

「テクノロジーは、スケールアップやスケールダウンが可能かどうかで選択します。このシステムは、会場の基本条件である設置面積と屋根の高さに合わせ、2つの輸送用コンテナで輸送可能なターンキーシステムとなりました。
我々は設置、試運転、トレーニングを行った後、現地のチームに日々の運営を引き継ぎます。その後、遠隔で技術サポートを行い、会期が終われば機材をまとめて戻ります。そのため私たちは、最小限の介入で動作する高品質で堅牢な機材を必要としているのです」。
Grande Experiences社は、この没入型プロジェクション、照明、音響、制御、配信プラットフォームをまとめて「Sensory4TM」と名付け、カスタムした技術と既製の技術をミックスさせています。

Audio / オーディオシステム

サウンドシステムは、Danteをバックボーンとして使用し、66台のJBL SRX812Wラウドスピーカーと20台のJBL SRX818SPサブウーファーが設置されています。4台のTASCAM ML-32Dアナログ/Danteコンバーターは、128チャンネルをネットワークに接続したり切り離すことが可能です。

24台のTASCAM ML-4D/OUT-Xは、Danteネットワークからそれぞれ4チャンネルのアナログ信号をXLRで出力し、アンプに信号を送るためのドロップボックスとして全体に使用されています。また、DSPミキサー内蔵2マイク/ライン入出力DanteコンバーターのTASCAM MM-2D-Xが2台用意されており、必要に応じてDanteへの入出力が可能になっています。「アンプやスピーカーの配線に悩まされることはありません。配線は大部分がCat6と電源だけです。

TASCAM DanteコンパクトプロセッサーシリーズにはDSP機能が搭載されており、インラインに別のデバイスを追加する必要はないのです。」と、Craig氏は述べています。

TASCAMのDanteコンパクトプロセッサーシリーズは、オーストラリアで最大規模の導入となりました。

ML-32DML-32D
ML-4D/OUT-XML-4D/OUT-X
MM-2D-XMM-2D-X

 

協力
TASCAMオーストラリア代理店:CMI Music & Audio PTY LTD;https://cmi.com.au
THE LUME Melbourne:https://thelume.com/melbourne/
Grande Experiences :https://grande-experiences.com/
CX DIGITAL NETWORK:https://www.cxnetwork.com.au/

 

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