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TASCAM Where Art and Technology Meet

TASCAM創設から50年間、世の中にイノベーションを起こす商品、お客様のニーズに応える商品を提供することで培ってきた独自の技術や妥協の無い「TASCAMクオリティー」を音質、 録音技術、ユーザビリティ、高安定性、高信頼性、品質の視点からご 紹介します。
今後も変わらぬ姿勢で革新的でお客様のニーズと時代にあった商品を提供していきます。

 

TASCAMマイクプリアンプへの取り組み

TASCAMでは全ての製品において、試聴/調整を繰り返し、『TASCAM Quality』の音質を確保しています。 加えて、定数調整、薄膜抵抗の使用、フィルタによる電源ノイズの低減などのノウハウにより歪率、S/Nの改善を実現。 現在、製品によって、3つの回路構成を採用しています。

 

内蔵マイク筐体構造の追求

DRシリーズなど内蔵マイクを搭載しているモデルはマイク取り付け部の筐体構造やマイクの種類や取り付け構造が大きく音質に影響します。試作や視聴を繰り返し、最適な筐体構造やマイクの角度を追求して、そのモデルにとってベストな音質が得られるように日々追求しています。

Golden Earによる音質評価

TASCAMには独自のトレーニングを積んだ「Golden Ear」と呼ばれるサウンドエキスパートが在籍しています。
全ての製品でGolden Earを含んだ評価メンバーで競合製品も含めた比較試聴を行い、原音に忠実で透明感のあるTASCAMサウンドのクオリティを守っています。

マルチトラックレコーディング

オープンリールテープの時代からマルチトラックレコーディングを実現し、時代と共に変移していくメディアに対応したマルチトラックレコーディング製品を提供してきました。レコーディング方式もターゲット市場のニーズに合わせて破壊編集、非破壊(EDL)編集どちらも実現。
DA-6400では、最適化された録音エンジンを搭載し、また、本体独自で複数ファイルを効率的に処理する技術を用いて、64チャンネルレコーディングを実現しています。

様々なメディアへ、録音エラーを発生させない技術

メディアの書き込み遅延などに耐性を持たせるため、最適なバッファリング設定や書き込みサイズを最適化。プリレック機能、オートレック機能やデュアルレコーディング機能なども実現し、安心安定録音を実現しています。 CDディスクへのリアルタイムレコーディングもTASCAMが誇れる技術の1つです。

ネットワーク技術の応用・外部制御

ネットワーク時代のニーズに合わせ、FTPクライアント/サーバー機能のネットワーク技術を製品に導入しています。これにより収録ファイルの自動アップロードなどが実現。またLAN経由での遠隔場所からのリモートコントロールや定時アナウンスなどのためにSNTPサーバー接続による自動時刻合わせ機能なども製品に応用しています。
DA-6400ではPTP (Precision Time Protocol)による時刻同期プロトコルを応用し、精度の高いカスケード接続を実現しています。

AoIPへの取り組み

ネットワークオーディオで多くのシェアを持つDanteプロトコルを採用。2チャンネルから64チャンネルまで伝送可能な製品群を提供し、 CAT5eケーブル1本でシンプル且つ長距離オーディオ伝送を実現しています。

業務用途製品に対するポリシー

業務用途の製品に対しては長期使用に耐えうるため、以下のような設計思想と取り入れています。

  • メンテナンス性の考慮:部品寿命などでのユニット(基板)交換が発生することを考慮し、交換しやすい設計。
  • 耐久性確保:パネル天面にシルク印刷をするのではなく、PCシートの裏面にシルク印刷したものを貼り付けたり、透明なボタン内にシルク印刷を施し、シルクの摩耗を防ぐ工夫。
  • 高耐久部品の選定:使用頻度の高いボタンなどには500万回以上の開閉耐久性を持つボタンを採用。
  • 適材適所の部品選定:使用頻度、誤操作防止のために製品内でボタンのフィーリング、形状などを使い分け直感的な操作が可能なデザイン。
TASCAM評価基準

製品仕様や公式なリミット値として定義している基準に対して、より厳しい条件を加味した試験にパスする評価を実施しています。

  • 動作温度範囲仕様が0℃〜35℃であれば±5℃のマージンを加味した-5℃〜40℃での試験をパスすること
  • EMC測定ではCEなどの公式なリミット値に対して3dB厳しい設定での試験をパスすること
  • 静電気では誤動作試験とは別に気中/接触にて15kV印可して壊れないこと
自社工場での生産体制/出荷前検査

 

ほとんどのTASCAM製品はISO9001:2015/ISO14001:2015を取得している自社工場での生産を行なっています。少量多品種生産が得意な自社工場で一括して品質管理を行い生産しています。 また最終出荷前に全数検査を実施して問題が無いことを確認して出荷しています。

エンジニアの顔
SYSTEM2を使用し特性の測定
有識者による回路図デザインレビュー

 

原理試作機でのF/Wデバッグ
設計検証風景
3Dプリンターで機構パーツの試作
スケッチ〜3D CAD〜モックアップ〜プロトタイプの段階を踏むプロダクトデザインプロセス

 

Golden Earを含んだメンバーで行われる音質評価

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