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Press release

HSシリーズ互換 波形/プレイリスト編集ソフトウェア『TASCAM HS Editor』を新発売

2013-08-07

2013年8月7日


HSシリーズ互換 波形/プレイリスト編集ソフトウェア
『TASCAM HS Editor』を新発売



ティアック株式会社(本社:東京都多摩市、代表取締役社長:英 裕治)は、HSシリーズ互換 波形/プレイリスト編集ソフトウェア『TASCAM HS Editor』をTASCAM(タスカム)ブランドで全国の設備機器代理店を通じて発売開始いたします。

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品名 型名 希望小売価格 発売予定日
HSシリーズ互換
波形/プレイリスト編集ソフトウェア
TASCAM HS Editor
オープンプライス
受注生産




本体なしでの仕込み作業を可能にするオフライン動作に対応。
Windows/Mac用HSシリーズ互換の波形/プレイリスト編集ソフトウェア。

『TASCAM HS Editor』は、放送業務仕様のレコーダー/プレーヤーであるHSシリーズの編集、仕込み作業を支援するWindows/Mac対応のパソコン用アプリケーションソフトウェアです。HS-4000、HS-2000、HS-2との併用に最適化されており、『TASCAM HS Editor』を使用することでハードウェアの安定性、安全性と、パソコンの利点であるグラフィカルなUIと高い素材管理能力を兼ね備えた放送送出のトータルソリューションが完成します。

HSシリーズとの高い互換性が特長で、ソフトウェア内の構成はHSシリーズの構成に倣ったものとなっています。加えて、『TASCAM HS Editor』はHSシリーズ本体を必要としないオフライン動作に対応。これにより、HSシリーズ本体が無い環境でもHSシリーズ本体で編集を行うような感覚で仕込み作業を行うことができますので、放送局内での導入のみならず編集スタジオなどへの導入においても、ストレスの無い環境を実現します。また、収録素材の確認や編集に適したタイムラインモードと、ポン出し素材の仕込み、編集に適したプレイリストモードを備えており、収録後の素材編集から送出用ポン出しプレイリストの編集まで『TASCAM HS Editor』で行うことが可能です。

特にプレイリストモードでは、HSシリーズをすでにご導入いただいた放送局様からのフィードバックをもとに業務の高効率化を実現する機能を多数盛り込みました。BWF-Jフォーマットに対応し、JPPAに準拠したプレイリストファイル(.ppl)の作成と保存が可能です。RC-HS32PDなどの専用ポン出しコントローラーを模したGUIとなっており、任意のファイルをドラッグアンドドロップでそれぞれのパッドに割り当てることができます。パッドごとに異なった編集が可能で、FADE IN/OUTやSTART/ENDポイントなどの編集が可能になっています。

さらにイーサネット経由の接続にも対応し、『TASCAM HS Editor』内にFTPクライアント機能を搭載しています。他のFTPクライアントソフトウェアを起動することなく、LAN経由で接続されたHSシリーズのデータにアクセスすることが可能ですので、スタジオ間のデータ移動もスムーズに行うことができます。また、WindowsだけでなくMacにも対応していますので、既にDAW用としてお使いいただいているパソコンを流用することができます。オーディオの入出力において、MacではCore Audioに、Windowsでは標準ドライバーの他ASIOに対応しており、ASIO対応インターフェースをモニター用デバイスとしてお使いいただけます。特にTASCAMブランドのオーディオインターフェースについては動作確認情報を順次公開して参ります。

『TASCAM HS Editor』によって、HSシリーズハードウェアならではの安全性を損ねることなく、作業効率の良い放送送出のトータルソリューションが構築可能になりました。

 

【主な特長】

  • オフライン動作に対応し、TASCAM HS Editorのみで編集/パッドアサインが可能
  • パソコン本体のみでの確認が可能な音声モニター機能
  • HSシリーズ専用設計、高い互換性でスムーズなワークフローを提供
  • 画面サイズに合わせた表示が可能
  • 音声ファイルの波形表示機能、ズームイン/アウト機能
  • HS-4000、HS-2000、HS-2と同一のトランスポート機能(ジョグ/シャトル再生可能)
  • RC-HS32PDのLCDでどのように表示されるかを確認可能
  • 時間表示を選択可能(ABS/REMAIN/TOTAL/T.REM/TC)
  • タイムラインモード:収録素材の確認や編集に活用できる最大4トラックの録音機能
  • プレイリストモード:パッドごとにファイル編集が可能(START/END TIME、FADE IN/OUT、LEVEL)

【その他の特長】

  • プロジェクトのフレームレート選択機能(23.976/24/25/29.97DF/29.97NDF/30DF/30NDF)
  • 最大で24bit/192kHzのWAV/BWFファイルに対応
  • Windows (Windows Audio/Direct Sound/ASIO) 、Mac(Core Audio)両対応
  • VUメーター表示機能
  • レベルメーターの表示設定調整機能(オーバーレベル、ピークホールド、リリースタイム)
  • マーク機能
  • 音声ファイルフォーマットをドラッグアンドドロップで自動変換(Windows:mp3、Mac:mp3/AACからの変換に対応)
  • サンプリング周波数をドラッグアンドドロップで自動変換
  • 放送送出のためのBWF-J編集機能(BC$ラベル編集、BWF-Jモードでのリハーサル)
  • オーディオCDのリッピング機能
  • FTPクライアント機能により、LAN経由で接続されたHSシリーズのデータにダイレクトアクセス可能
  • 新規のCFカードをHS-4000、HS-2000、HS-2で使用可能にするメディアフォーマット機能
  • HS-4000、HS-2000、HS-2の自動インポート機能に対応
  • 再生時の定位を調整できるパンニング機能
  • 互換ハードウェア:HS-4000、HS-2000、HS-2
  • 動作確認済みASIOインターフェース:US-366

タイムラインモードの機能

  • パンチイン/アウト録音およびオーバーダビング録音機能
  • モノ、ポリ、2x2ファイルに対応
  • WAVファイルへのバウンス機能
  • 多彩な編集機能(DIVIDE、CUT、ERASE、COPY、PASTE、TRIM、INSERT)
  • フェードイン/アウト機能(フェーダーカーブの設定が可能)
  • レベル設定機能
  • AES31フォーマットに対応、HS-4000、HS-2000、HS-2でのインポート/エクスポートが可能

プレイリストモードの機能

  • JPPAに準拠したプレイリストファイル(拡張子.ppl)の作成と保存が可能
  • HS-4000のSINGLE/DUAL/A-B MIXモードに対応
  • パッド表示/リスト表示の切り換えが可能(パッド表示はRC-HS32PD同等)
  • ドラッグアンドドロップによる音声ファイルのパッドアサインが可能
  • 3ポイントリピート再生機能
  • フェーダースタートキーメソッド対応(FLASH START/STANDBY/INDIVIDUAL)※MIXモードのみ
  • プレイモード選択機能(One Take/All Take)

【動作条件】

Windows
対応OS Windows XP:32ビット SP3以上、64ビット SP2以上
Windows 7:32ビット SP1以上、64ビット SP1以上
Windows 8:32ビット、64ビット
対応ドライバー Windows Audio、Direct Sound、ASIO2.0
Mac
対応OS Mac OS X Snow Leopard(V10.6)、OS X Lion(V10.7)、OS X Mountain Lion(V10.8)
対応ドライバー Core Audio

※仕様は改善のため変更することがあります。


製品詳細情報についてはこちらをご覧ください。
TASCAM HS Editor

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